スポーツ運動時における中枢性疲労と末梢性疲労の同時計測とそのスペクトル解析

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概要

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スポーツ運動をすることによって生じる疲労は、中枢の機能低下による中枢性疲労と、末梢の機能低下による末梢性疲労によって起こると考えられてきた。本報告では、この中枢性疲労と末梢性疲労をスポーツ運動中に同時計測し、中枢性疲労では心拍R-R間隔時系列からその情報を得た。この心拍R-R間隔時系列を高速フーリエ変換し、それによって得られる3つの成分のうちの1つに注目し、そのパワースペクトル積分値の経時変化を検証した。また、末梢性疲労については誘発筋電図からその情報を得た。誘発筋電図から平均周波数(MPF)と瞬時周波数(IF)を導出し、MPF-IF分布図を作成した。この分布図から、スポーツ運動の前後での変化について検証した。その結果、中枢性疲労と末梢性疲労において疲労が確認された。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-05-24

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