セル廃棄補償FEC方式における動的制御による性能改善

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概要

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ATM網におけるQoSの劣化要因の一つにセル廃棄がある。この影響を軽減する方式として、セル廃棄補償FEC (Forward Error Correction)方式が提案されている。FEC方式は、ATMスイッチの低負荷時にはセル廃棄率を効果的に改善する。しかし輻輳時には付加される冗長セルのオーバーヘッドのために性能が劣化する傾向がある。本資料では、輻輳時における実効トラヒック負荷の軽減を目的として、バッファ中の待ちセル数が増加した時に、冗長セルを積極的に廃棄する方式と、マトリクスサイズを拡大する方式により性能改善を図る。さらに、ATMスイッチの特定のポートからセル廃棄が生じた場合に、そのポートに対して一定時間の保護期間を設けて、優先的にセルが出力されるようにし、セルの廃棄連続を抑制する制御を行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-09-28

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