多値QAM信号のブラインド同期検波方式
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概要
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64値あるいはそれ以上の多値シンボルを伝送するQAMにおいて、多値シンボル判定を用いないで搬送波の周波数および位相を制御するブラインド同期検波方式を提案する。CATV等の高周波FDMシステムからベースバンド信号を得る際に生ずる搬送波周波数ずれはベースバンドに換算すると大きなものである。この周波数ずれを抑圧し かつ正しい位相に固定する際、多値シンボル判定を用いないので搬送波の周波数ずれおよび位相回転を推定しなければならない。このためには非常に長い時間平均を必要とする。本方式の理想モデルによる計算機シミュレーションは極めて遅い収束を許せば残留位相ジッタを十分に抑えることができることを示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-22
著者
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