VTS : 過去・現在・将来
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概要
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1948年,世界で初めての港湾用レーダがイギリスのリバプール港に設置されて,霧で悩まされていた港では,精度の高い交通管理ができるようになり,また経済的効果も上がったことから,世界の多くの港や狭水道ではこの方式を導入するようになった.その結果,交通の難所と言われていた水道では衝突や乗上げ等のいわゆる交通事故が激減した.しかし,船舶は国際的交通機関であるため,国際的に共通なルールと管制方式が必要であることから,IMO(国際海事機関)やIHO(国際水路機関)等の国際機関を通じてその統一化が図られてきた.更に,巨大タンカの海難による油流失事故が相次ぎ,国際的な注目を浴びるようになって,環境保全が大きな問題となってきたため,これをVTSを通じて国際間で解決して行こうとする機運が芽生え,world wide VTSの構想が検討され始めており,船舶通報システムやVTS間協力が既に実行されつつある.今後はこの傾向はますます促進されるものと考えられる.
- 1995-05-25
著者
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