ジェスチャ認識のための動作軌跡特徴の提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,ジェスチャ認識の際に,カメラ画像中での動作者の存在位置や大きさに対して,正規化操作を必要としない,新たな特徴量を提案する.我々が動作軌跡と呼ぶ,この特徴量は,ジェスチャによるフレーム画像の変化が,パターン空間中に描く軌跡の形状であり,動作者の存在位置や大きさの変化に対し,形状が不変であるという性質を有する.また,その幾何学的な性質から,ジェスチャを分節化して,ジェスチャを構成要素となる一連のポーズへと分けることができ,ジェスチャにおける毎回の変動を吸収して安定した認識を実現する可能性を有する.本稿では,動作軌跡の性質について理論的な説明と,それに基づくジェスチャ認識のためのアルゴリズム,認識実験の準備として行った予備実験の結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-19
著者
-
関 進
Rwcp マルチモーダル機能シャープ研究室 シャープ(株)avc研究所内
-
関 進
技術研究組合新情報処理開発機構つくば研究センタ
-
長屋 茂喜
技術研究組合新情報処理開発機構つくば研究センタ
-
岡 隆一
技術研究組合新情報処理開発機構つくば研究センタ
-
長屋 茂喜
(株)日立製作所中央研究所
-
長屋 茂喜
日立製作所中央研究所組込みシステム基盤研究所
-
岡 隆一
技術研究組合 新情報処理開発機構
関連論文
- 動画像による人物動作・ジェスチャの教示
- ジェスチャ動画像の実時間認識システム
- ジェスチャー動画像のスポッティング認識
- 手作業の動画像による認識
- 走行ロボット動画像からのモーションシーンのスポッティング認識
- 時系列標準パターンの任意区間によるスポッティングのためのReference Interval-free連続DP (RIFCDP)
- 音声要約のための統計的手法に基づく共通区間対検出
- 実時間処理で広がる音声・画像の認識インターフェース : 思考過程モデル化のための粒度自由・並列アーキテクチャー
- 同時複数話者の会話音声およびジェスチャのリアルタイム統合理解によるNovel Interface System
- 標準パターンの任意区間によるスポッティングのためのReference Interval-free連続DP(RIFCDP)
- 身振りと発話のマルチモーダルデータベース
- A-6-6 ブロック動き補償を用いたH.264/AVC復号画像の高解像度化方式(A-6.情報理論,一般講演)
- 力学系モデルに基づくリズムのあるヒューマンインタフェース(マルチモーダルIF (2)(ビデオ発表),「マルチモーダルと音声HI」およびヒューマンインタフェース/音声言語情報処理一般)
- 力学系モデルに基づくリズムのあるヒューマンインタフェース
- あいづち位置の考察
- グローバルガーベッジコレクションとその評価に関する考察
- マイクロフォンアレイを用いたCSCW用音声認識モジュール
- 画像処理を用いた人数計数に基づくエレベータの運行サービス改善に関する基礎検討
- マイクロフォンアレイを用いたCSCW向け音声認識モジュール : アクティブマイクロフォン
- 方向エッジを用いたジェスチャ認識
- 方向エッジを用いたジェスチャ認識
- 動画像の実時間認識による移動ロボットのナビゲーション
- 音声とジェスチャによるマルチモーダル表現の時間的関係を用いた認識理解方式について
- 顔の確率分布推定を用いた高速顔検出手法(テーマセッション,手,顔,身体表現の認識,理解)
- 顔の確率分布推定を用いた高速顔検出手法(テーマセッション,手,顔,身体表現の認識,理解)
- 顔の確率分布推定を用いた高速顔検出手法(テーマセッション5)
- D-12-27 顔らしさの分布に基づく高速顔検出手法(D-12. パターン認識・メディア理解,一般セッション)
- B-18-1 通常カメラ映像を用いた注視方向計測手法(B-18.バイオメトリクス・セキュリティ, 通信2)
- 頭部幾何モデルを用いた視方向計測方式の検討
- 平成16年度 : NHK放送技術研究所の一般公開見聞記
- CVCV-WG報告 : コンピュータビジョンにおける技術評論と将来展望XIV : コンピュータビジョンと情報統合
- 新技術・新機軸 ジェスチャと音声によるコンピュ-タとの実時間対話
- ジェスチャ認識のための動作軌跡特徴の提案
- 線形ニューロコーデックを用いた画像符号化システム
- フラクタル理論を用いた画像圧縮に関する検討
- 2. 個別技術/要素技術 : 2-2 しぐさで伝える (気の利いた情報システム)
- マルチツリーコーティングを用いた画像のベクトル量子化
- 拡張原理に基づく一般化Hough変換のファジィ集合への拡張と人数計数への応用
- 多重データ取得された画像の明暗度分布変換による潜在情報の顕在化
- パターン情報から情報統合へ向けて : 場という概念を中心に
- 小特集「情報統合への視点」にあたって
- 20-2 事前校正不要な注視位置計測システムの試作(第20部門 ヒューマンインフォメーション)