B-spline 曲面を用いた画像符号化方式
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概要
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B-spline曲面は各ポリゴン頂点値に画像処理を与えるだけで,発生曲面に処理を施したのと同様な結果を得ることが可能である.そこでB-spline曲面上の点の値を画像データに対応させ,この曲面を発生させるポリゴン頂点を符号化対象とする圧縮方式が確立できれば,原画像に対してではなく,圧縮されたデータつまりポリゴン頂点に対して直接画像処理が適用できることになるため,処理画像の蓄積,伝送,表示が一段と効率的になる.従来このような曲面の圧縮符号化への応用は検討されていなかったが,本論文では上述のようなメリットを有するB-spline曲面を画像の圧縮符号化に応用する場合の適用手法とその性能について考察する.シミュレーション検討の結果,曲面発生のためのパラメータとポリゴン頂点数を画像の絵柄に応じて適応的に設定することにより,従来のDCT方式と同等以上の性能が得られ,B-spline曲面が圧縮符号化にも十分応用できることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-04-25
著者
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