時系列音の群化知覚における文脈効果
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概要
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人間は, 現在の刺激を知覚する際, その前後の刺激に対する知覚の影響をしばしば受ける.これは, 文脈効果と言われ, その一つとしてあいまいな刺激が提示されると先行して知覚した内容を引き続き提示された刺激においても知覚される現象が知られている.このような現象は, 視覚における図形知覚が代表的な例として挙げられるが, 聴覚ではあまり知られていない.そこで, 本報告では時系列音の時間軸上の群化知覚(リズム知覚)に着目し, リズムにおいてそのような現象が起こりうるか実験的に検討した.その結果, 先行して提示された時系列音において知覚したリズムが, 引き続き提示される別の時系列音においても知覚されやすいことを確認した.これは, 聴覚においても上記の現象が起こることを示唆している.
- 2001-11-10
著者
-
西村 竜一
独立行政法人情報通信研究機構ユニバーサルメディア研究センター
-
鈴木 陽一
東北大学 情報科学研究科
-
西村 竜一
東北大学 電気通信研究所
-
西村 竜一
大学院情報科学研究科
-
黒澤 智幸
東北大・通研
-
黒澤 智幸
東北大学 電気通信研究所
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