FEALの最良線形表現探索
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概要
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線形解読法に対する暗号アルゴリズムの強度を定量的に評価する基準の一つとして、攻撃に必要な既知平文情報量がある。線形解読法では、暗号アルゴリズムから排他的論理和演算で結ばれた線形近似式を構成し、これをもとに最尤法を用いて暗号化鍵を導出するが、解読の成功率を一定にした時、解読に必要な既知平文ブロック数Nと線形近似式の偏差率p'(=⃥0)の間にはNp^<'2>=定数の関数が成り立つ。よって、解読に必要な最小既知平文ブロック数を見積もるために偏差率最大の線形表現(以降最良表現と呼ぶ)とその偏差率を導出することが重要となる。最良表現探索アルゴリズムは既に提案され、このアルゴリズムを用いてDES型暗号(DES,s^2DES,s^3DES,LOKI)へ適用がなされている。我々はFEALに対して最良表現探索を行なったのでこの結果を報告するとともに、この最良表現探索アルゴリズムを高速化する手法を提案する。
- 1995-03-27
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