物理的に安全な装置を用いた電子現金プロトコルの安全性について
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概要
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情報がネットワークを介してやり取りされるようになり,現金に代わる決済手段として,電子現金(電子財布,電子貨幣)が注目されている.電子現金の提案は数多くなされているが,それらの中には,物理的に安全な装置(耐タンバ装置)を電子財布として利用している方式がある.耐タンバ装置とは,装置内に蓄えれられている情報,あるいは処理手順等を外部から参照,改ざんできないよう,物理的な保護を施された装置のことである.例えば,ICカードは,メモリ内の情報参照,改ざんを容易にできないように設計/設定できるので,耐タンバ装置の有力な候補と考えられる.これまで,耐タンパ装置を仮定すると,装置内で個別に電子現金の管理を行うことが可能であると考えられてきた.本論文では,物理的に安全な装置(耐タンパ装置)を電子財布として利用するタイプの電子現金プロトコルの安全性の確認検討手順について考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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