航空機搭載用低姿勢八木・宇田アンテナ
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概要
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本論文は, 航空機搭載2次監視レーダアンテナとして使用することを目的に, 給電素子に逆Fアンテナ, 無給電素子に逆Lアンテナを用いて低姿勢化した八木・宇田アンテナについて記述している. 解析は, 線状導体を用いて構成したタイプについてはモーメント法を適用し, プリント基板を用いて構成したタイプについてはFD-TD法を適用した. 線状導体を用いて構成したタイプでは, アンテナ寸法が高さ0.08λ, 全長0.51λのとき, 前方利得と後方利得の比はGd/Gr=18.1dB, 正面方向の利得はGd=8.3dBi, VSWR=2の帯域は9.6%を得た. また, εr=1.7の誘電体基板を用いて構成したプリントタイプは, 線状導体タイプと類似の性能をもつことを示し, さらに放射動作を考察するために時間変化に対する界の空間分布を可視化した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-08-22
著者
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