表示/撮像時における画素構造が及ぼす視覚への影響
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概要
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液晶プロジェクタを用いた大画面ディスプレイは画質に優れ、臨場感溢れるコミュニケーション端末として期待されている。臨場感を高めるには、画面に接近することで画角を広げ、画像との一体感を高めることが必要である。しかし、大画面ディスプレイは必然的に画面上での画素密度が低くなるため、画面に接近すると画素が知覚され、妨害感が生じるといった問題がある。表示デバイスの高画素密度化にはデバイス作成や画像データハンドリングにおいて種々の問題が含まれるため、同じ画素密度でもより画質の良い画素構造が要求される。これまで、画素構造に関する検討は表示と撮像それぞれ独立に議論されてきた。しかし、表示において画素構造を知覚されにくくするには撮像時の画素構造を考慮する必要がある。そこで我々は、視覚特性を踏まえて撮像から表示までの画像生成プロセスを対象とした、表示/撮像時における画素構造及びそれらの組合せ法が視覚に及ぼす影響について検討を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
中沢 憲二
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
酒井 重信
NTT入出力システム研究所
-
吉崎 哲也
NTT 入出力システム研究所
-
中沢 憲二
NTT 入出力システム研究所
-
酒井 重信
NTT 境界領域研究所
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吉崎 哲也
NTT 境界領域研究所
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中沢 憲二
NTT 境界領域研究所
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