指走査形指紋撮像方法と指紋画像取り込み位置の規格化処理
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概要
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パーソナル機器への指紋照合システムの導入を狙いとして、指紋入力部の小形化・薄形化を検討した。指紋の撮像には、直角プリズムの斜辺に密着させた指を、斜辺に対して45度方向からCCDカメラで撮像する方法が一般的である。しかし、プリズムやレンズの大きさ、結像光学条件の制約から小形化・薄形化が難しく、また、斜め撮像に起因する台形歪みや、焦点ぼけの問題があった。今回、1次元ラインセンサを用いた指走査形の指紋撮像装置を提案・試作し、小形化・薄形でありながら、歪みやぼけのない良好な指紋画像を得ることができた。また、走査時の指の密着位置のずれを自動的に認識し、指紋画像の取り込み位置を規格化できる簡便な画像処理方式を考案、検証したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
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