前方励起Erドープ光ファイバ増幅器(EDFA)の終端における残余励起光の挙動

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概要

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Erドープ光ファイバ増幅器(EDFA)は1.55μm帯の光増幅器として用いられる.EDFAの機能はEr^3+を介する励起光フォトンと信号光フォトンの相互作用により生ずるものであり、終端では増幅された信号光と残余励起光の2成分が共存することとなる。しかし、この系の増幅特性として、信号光の挙動については詳しく研究されているのに対し、一方の残余励起光については、不要な残さであるため、その終端での振る舞いについてはこれまであまり詳細に議論されたことがなかった。そこで、励起光成分に注目して数値計算によりEDFAの動作解析を行ったところ、EDFAの終端での励起光の残余パワーは信号光の入射パワーに対し強い依存性があることが分かった。さらに、これは光信号変換、光スイッチ等へ応用できる可能性があることも報告した。しかし、この現象を実験的に確認した報告はこれまでに見当たらない。そこで、実証実験を行ったのでその結果を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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