束縛準位の存在条件
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概要
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1次元量子散乱問題における束縛状態を考える.箱型ポテンシャルにおいて,それが引力型なら束縛準位が存在し,斥力型なら存在しないことが知れている.それでは,一般的なポテンシャル分布を想定したとき,束縛準位が存在するか否かはどのようにして決まるのであろうか.本稿では,量子散乱系を対象区間と左右の外部領域に分け,束縛準位の有無は対象区間と両外部領域のポテンシャルの相対的レベル差によって決まることを示すとともに,定量的な存在条件を与える.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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