短時間刺激提示における注視点の移動の測定と解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
今まで、注視点を決定するのは局所情報であると信じられてきた。しかし、最近、第一注視点は局所的情報の存在しない対象物の重心へ行くという今までにない現象が報告された。この現象は、従来の局所情報仮説では説明できない。そこで、我々は「第一注視点は対象物の重心のように大局的情報によって決定される」という新しい仮説に立って、大きさ10〜16cmの単一刺激を短時間(100ms, 500ms)1回のみ提示するという実験条件で実験を行った。その結果、他の最近の知見とは異なって、第一注視点は重心以外には行かないことがわかった。同じ刺激を20回提示するという補足実験では、他の最近の知見と同様の結果(対象物の重心に行かない多くの場合が存在する)を示した。
- 1998-02-06
著者
関連論文
- 短時間刺激提示における注視点の移動の測定と解析
- 一般化場の効果法による注視点決定アルゴリズム
- 大局的情報に基づく注視点移動現象
- 地図と実空間の対応づけに関する実験的検討(B-II.,VI.第11回大会発表要旨)
- 注視点移動の基本的特性の研究
- 屋内侵入者検知のための動的背景抽出法(画像認識, コンピュータビジョン)
- 全方位ステレオカメラシステムの開発
- 屋内侵入者検知のための外乱光検知について
- 屋内侵入者検知システムの開発
- 屋内侵入者検知のための動的背景抽出法
- 第一注視点移動の新しい基本法則
- 平成7年度共同研究完了報告 : 人間の視覚情報処理の仕組みに関する研究
- 形の認知・記憶における弁別閾
- 平成7年度共同研究中間報告(1) : 人間の視覚情報処理の仕組みに関する研究
- 空間分布図形群の視線の汎化特性(3)
- 短期記憶モデルの一考察
- 主観的輪郭線には複数の誘因エッジが必要か
- 5)三次元対象の認知と視線の汎化特性(視聴覚技術研究会)
- 屋内侵入者検知のための動的背景抽出法
- 短時間刺激提示における注視点の移動の測定と解析
- 両眼速度対による衝突予測・回避ロボットの開発(一般セッション18)
- 両眼速度対による衝突予測・回避ロボットの開発(一般セッション6,三次元画像,多視点画像)
- 両眼速度対による衝突予測・回避ロボットの開発(一般セッション6,三次元画像,多視点画像)
- 人の動きと顔の表情の解析と認識
- 動的奥行抽出のための時間非対応の繰返し測定法とオクルージョン検出
- 窓枠問題に頑強な両眼速度対による動的衝突予測・回避法(2)(一般セッション,文字・文書の認識と理解)