動的奥行抽出のための時間非対応の繰返し測定法とオクルージョン検出
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概要
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これまでに,動的奥行抽出において画像上で一定距離移動するのにかかる時間(時間非対応)を測定する手法の有効性が示されてきた.ここでは,移動速度の異なる各エッジが1画素移動ごとに時間非対応を測定し測定精度を上げると同時にオクルージョンを検出できる繰返し奥行測定法を提案し,その有効性を2種類の実動画像に対して示した.具体的には,「奥行の異なる3本の垂直棒」の近い棒(1.3m)では,測定された奥行の標準偏差が5回の繰返し測定で±5.07cmから±1.56cmに減少し,「奥行の異なる2枚のポスター」の遠い面(1.50m)では,±19.05cmから±1.54cmに減少した.また,後者の動画像中には,オクルージョンされるエッジが十数個含まれていたが,それらをうまく処理できた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-25
著者
-
森 晃徳
玉川大学工学部
-
小林 由紀男
玉川大学工学部
-
小松 昭彦
玉川大学工学部情報通信工学科
-
小林 雅之
玉川大学工学部情報通信工学科
-
石井 健一
玉川大学工学部情報通信工学科
-
小林 由紀男
玉川大学工学部情報通信工学科
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