パラレルブースティングによるカーネルマシンを用いたアンサンブル学習
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では複数のカーネルマシンを用いたアンサンブル学習の手法を提案する。この手法は、全学習データの一部だけを用いて学習した複数のカーネルマシンを、ある目的関数を最適化するように組み合わせ答えを出す。目的関数としては、一般的な(学習がアップデートする)ブースティングの手法に用いる二種類の目的関数、すなわち指数評価(exponential criterion)と最尤評価(maximum likelihood criterion)を使う。さらに、マシンを組み合わせる際の各ウェイトに制約(convexity constraint)をつける場合の効果について議論する。膨大なデータを学習する場合、我々の提案するアンサンブルマシンは一個のサポートベクターマシン(SVM)より計算時間を大幅に削減できる。さらに、分類問題に対する数値実験によって、アンサンブルマシンが一個のサポートベクターマシンに匹敵する良い性能を持つことを示す。
- 2002-10-10
著者
-
甘利 俊一
理化学研究所脳科学総合研究センター
-
甘利 俊一
理化学研究所
-
山名 美智子
理化学研究所脳科学総合センター
-
中原 裕之
理化学研究所脳科学総合研究センター脳数理研究チーム
-
山名 美智子
理化学研究所脳科学総合研究センター
-
PONTIL Massimiliano
University of Siena
関連論文
- 情報幾何の新展開(1)多様体とダイバージェンス関数
- 特異モデルの学習理論(情報論的学習理論論文)
- 4-1 男女共同参画へのオマージュ(4. 最後は女性会員へのメッセージです, 女性会員に期待する)
- 情報幾何の新展開(3)双対平坦なリーマン空間
- 情報幾何の新展開(4)確率分布族のつくる空間は双対平坦か--指数型分布族は美しい
- 21世紀における知のシステムのあり方 : そして知のシステム学会連合に向けて(第17回ファジィシステムシンポジウム)
- 情報幾何の新展開(2)凸関数の導くダイバージェンスとリーマン幾何
- 微分幾何と現代の科学技術 (特集 現代数学はいかに使われているか(幾何編))
- 理論脳科学の生い立ち : 神経回路学会創立20年を記念して
- 応用数理と私(フェロー)
- 脳機能の解明と脳型コンピューターの開発
- 独立成分分析と神経回路を巡って : 数理的なアプローチ
- 4. 脳と心の科学技術(1000号記念「夢・創・想・感」)
- 3.脳科学への期待(時代をひらく電子情報通信技術-技術がもたらした変革,そして更なる飛躍-)
- 情報幾何とその応用(脳化学2,数学者のための分子生物学入門-新しい数学を造ろう-)
- 神経回路網の基礎(脳化学2,数学者のための分子生物学入門-新しい数学を造ろう-)
- 情報幾何とその応用-IX : 独立成分分析
- 情報幾何とその応用 : VIII神経多様体における学習と特異モデル
- 情報幾何とその応用 : VII神経集団符号化と高次相互作用
- 情報幾何とその応用 : VI確率推論
- 情報幾何とその応用 : Vボルツマン機械とEMアルゴリズム
- 情報幾何とその応用 : IV : 時系列と線形システムの情報幾何
- 講座 情報幾何とその応用-III : 統計的推論の情報幾何
- 確率伝搬法の情報幾何 : 符号理論,統計物理,人工知能の接点
- 12pTB-3 平均場近似と情報幾何学 : 確率推論を中心に(主題 : 確率的情報処理の生み出す平均場理論の新展開, 領域 11)
- 情報幾何とその応用-II : 凸解析と双対平坦空間
- ブラインドセパレーション等による血管内エコー診断支援システムの実用化研究(第一報)
- セミパラメトリックモデルに基づいた盲信号復元
- α-平行事前分布とその性質
- 複数の大脳基底核ループでの異なる表現を用いた逐次的行動選択
- メキシカンハット型結合をもつSynfire Chainの理論(バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング)
- 異なった時間遅れを持つ感覚モダリティーを用いた実時間運動学習機構
- 実時間での運動系列学習を支える並列回路機構
- 私とシャノン
- Independent Component Analysis (ICA) and Method of Estimating Functions (5th Workshop on Stochastic Numerics)
- 脳の情報科学
- 世界脳週間参加報告
- データに基づく汎化誤差最小化による正則化項の設計
- 21世紀のみえる技術-情報科学の新しい方向-
- 汎化誤差最小化による正則化項の設計
- 正則化学習における汎化誤差の理論的検討
- パラレルブースティングによるカーネルマシンを用いたアンサンブル学習
- パラレルブースティングによるカーネルマシンを用いたアンサンブル学習
- 階層型連想記憶モデルにおける同期発火
- NNSPワークショップ参加と同時多発テロの米国からの帰国
- 日本神経回路学会創立20周年記念パネルディスカッション
- シャノン理論の遺産と今後の展開
- 情報幾何の新展開(7)エントロピーとダイバージェンス--α,β,γダイバージェンス
- ターボ復号の情報幾何(情報論的学習理論論文小特集)
- Second bilateral German-Japanese Workshop on Computational Neuroscience 報告
- ターボ符号とGallager符号の情報幾何
- 神経多様体の特異点と学習
- 階層モデルにおける学習と推論 : 特異構造をもつ統計モデル(情報論的学習理論論文小特集)
- 「脳機能計測と生体信号入出力」のリレー解説にあたって
- 脳と数理(20周年記念)
- 情報幾何(電子情報通信と数学)
- 6. 脳への数理的アプローチ (非線形現象の不思議)
- 脳の科学--その新しい展開
- 理化学研究所脳科学総合研究センターにおけるNeuroinformaticsへの取り組み構想
- 忘れられた科学:数学と数理科学をめぐって (再考 数学へのまなざし)
- 脳科学の新世紀 日本における脳科学の危機
- 情報原理としての生命
- 脳とコンピュータ
- 情報幾何の新展開(9)微分幾何学早わかり(1)接空間をつなげば曲がった空間が復元する
- 情報幾何の新展開(8)統計的推論はなぜ情報幾何なの?
- 独立成分解析 : 多変量データの新しい分解法(聖徳太子をつくる技術)
- 情報源の学習分離と情報幾何-独立成分解析
- 情報幾何の新展開(10)微分幾何学早わかり(2)曲率,捩率と共変微分
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第16回)Neyman-Scott問題の解
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第15回)Neyman-Scott問題とセミパラメトリック統計
- 数学,数理科学,数理工学の展望 (特集 『数学セミナー』創刊50周年記念号 未来への宿題)
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第13回)統計的推論の高次漸近理論(2)曲指数型分布族における推論と曲率の役割
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第14回)統計的推論の高次漸近理論(3)統計的推論および局外母数モデル
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第17回)Tsallisのqエントロピー,エスコート幾何,共形幾何
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第11回)微分幾何学早わかり(3)双対接続の幾何
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第18回)システムと時系列の情報幾何
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第12回)統計的推論の高次漸近理論(1)指数型分布族と空間の埋め込み
- 情報幾何の新展開(6)平坦で不変なダイバージェンスは何か--KLダイバージェンスとαダイバージェンス
- 情報幾何の新展開(5)確率分布族と不変なダイバージェンス
- ニューラルネットワーク最新事情(1) : ニューラルネットワーク概論
- 私の応用数理遍歴 : 数理工学,情報幾何,脳の理論(応用数理の最前線)
- N. Wiener : Cybernetics or Control and Communication in the Animal and Machine(20世紀の名著名論)
- 自然勾配学習法-学習空間の幾何学
- 21世紀の脳科学 : 脳型情報処理と数学理論
- 脳を創る - CRESTプログラム
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第20回)機械学習の情報幾何(1)サポートベクトル機械
- 情報幾何の新展開 : 脳と情報の数理科学(第19回)クラスタリングの情報幾何 : 画像の分類,検索,認識
- 独立成分分析から,非負値行列因子分解,スパース信号解析へ(ブラインド信号処理,一般)