電子透かしの改変対策に関する二, 三の考察
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概要
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最近, ディジタル情報技術の進歩に伴って, 画像情報など各種ディジタルコンテンツの著作権問題が浮上している.電子透かしはこの問題に対する解決策のひとつであるが, 数多くの研究が行われている静止画像に対する電子透かしにおいても, 画像の切り取りに伴う位置ずれや回転といった基本的な幾何学的変形に対して耐性を有する方式は少ない.本論文では, これら位置ずれや回転等のアフィン変換を含む, より一般的な幾何学的変形操作に対して, これを推定し, 改変前の状態に復元する組織的な手法を検討する.また, 埋め込み情報を誤り訂正符号により保護する手法を検討し, 誤り訂正符号に求められる条件に関して考察するとともに具体的な符号構成法とその復号法を与える.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-17
著者
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