光ファイバジャイロ信号のワンチップDSPによる処理手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
位相変調方式光ファイバジャイロ信号を汎用ワンチップディジタル信号処理プロセッサを用いて処理し、回転角速度を検出する手法を検討した。ジャイロ信号をダウンサンプリングすることにより低速A, D変換器が利用可能となり、かつ単位時間当たりの演算量を大幅に削減できた。日立DSPE/232を用いた方式設計では、位相変調信号とサンプリングタイミングの発生、およびA/D変換は全てプロセッサの内蔵周辺機能で実現できた。ジャイロ信号から変調周波数成分を抽出するロックインアンプもハードウエアとしては簡単なカウンタ回路を周辺に付加するだけでソフトウエアで実現可能である。レーザ光源強度と変調指数の変動補償、および出力線形化を含めた処理量全体の負荷率は約81%となった。角速度検出の分解能は0.9deg/s(100deg/sフルスケール)内蔵A/D変換器の精度(8ビット)による限界値と一致した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-24
著者
-
星野 雅俊
日立 日立研
-
於保 茂
日立製作所中央研究所
-
星野 雅俊
日立製作所
-
梶岡 博
日立電線
-
園部 久雄
日立製作所
-
於保 茂
日立 日立研
-
梶岡 博
日立電線(株)
-
於保 茂
日立製作所 中央研究所
関連論文
- システムレベル故障注入技術を用いたディペンダブルプロセッサアーキテクチャの評価・検証(テスト設計2,デザインガイア2010-VLSI設計の新しい大地-)
- 非実機環境上での故障注入技術による車載システムレベル信頼性評価技術(テスト設計2,デザインガイア2010-VLSI設計の新しい大地-)
- システムレベル故障注入技術を用いたディペンダブルプロセッサアーキテクチャの評価・検証(テスト設計2,デザインガイア2010-VLSI設計の新しい大地-)
- 非実機環境上での故障注入技術による車載システムレベル信頼性評価(テスト設計2,デザインガイア2010-VLSI設計の新しい大地-)
- 1)光ファイバーを用いたVHFテレビジョン7ch多重伝送システム(光・フィルム技術研究会(第44回))
- 光フアィバを用いたVHFテレビジョン7ch多重伝送システム
- マルチモードファイバを用いたVHFテレビ7チャンネル多重伝送
- 光ファイバジャイロ信号のワンチップDSPによる処理手法
- 位相変調方式光ファイバジャイロにおける等価時間信号処理
- 光位相変調干渉計における時間領域位相検出(グラフ,ネットワークとアルゴリズムおよび一般)
- Fresnel反射による位相変調方式光ファイバジャイロのスケールファクタ誤差とその抑制
- 2焦点レンズ光学系の干渉じまを用いた光ファイバジャイロ
- 半導体素子冷却用風冷放熱器の性能計算法
- 低圧形沸騰冷却方式に関する研究 : 第2報,実用的な構造に対する一実験結果
- 冷媒を液体で封じた開放的沸騰冷却の研究 : 第1報,冷媒の流動及び冷却性能の基礎実験
- 量産型光ファイバジャイロの開発とその応用
- 民生用干渉方式光ファイバジャイロとその量産
- 自動車制御システムのモデルベース開発 : コントローラのモデル化技術(システムオンシリコンを支える設計技術)
- 自動車ナビゲーション用光ファイバジャイロ
- Virtual HILS : システム全体仮想化による、組込みソフト検証の高効率化(ソフトウェアテスト,組込み技術とネットワークに関するワークショップETNET2011)
- Virtual HILS : システム全体仮想化による、組込みソフト検証の高効率化(ソフトウェアテスト,組込み技術とネットワークに関するワークショップETNET2011)
- 非実機環境上での故障注入技術による車載システムレベル信頼性評価技術
- オプティカル ファイバ ジャイロ
- 光ファイバジャイロ(ミクロエンジニアリング)
- 光ファイバジャイロ
- 故障注入技術を用いたディペンダブルSRAMを搭載するプロセッサの信頼性評価・検証(ハードウェア,ネットワーク,クラウド及び一般)