ユーザサービスプロファイルにおけるオブジェクト指向適用法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
通信サービスの多様化・高度化に伴い,キャリア側のネットワークオペレーションに加えて,サービスを利用する顧客のためのサービスオペレーション(Service Operation:SOp)が重要視されつつある.SOpの主な目的は,サービス状態の監視,サービス品質劣化時の苦情処理及びコンサルティングである.これらのオペレーションを効率的に実行するためには,顧客情報(User Service Profile:USP)の履歴管理が必要となる.本稿では,USPを管理する上で必要となる情報モデリングと履歴管理に対して,効果的なオブジェクト指向技術適用法を提案する.まず,ISDNを対象としたITUの標準化モデルをベースに,INや専用線などのサービスに横断的なUSPのモデリングを行った.このモデルを基に,複数の履歴管理法を提案し,オブジェクト指向データベースでインプリメントすることにより性能評価を行った.その結果,履歴を差分管理する方式における差分データの合成処理に処理時間がかかる特性があるものの,蓄積容量を低減できるため効果的であることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-09
著者
関連論文
- ATMネットワークを用いたマルチメディアシステムの設計と品質評価に関する一考察
- ATMネットワークを用いたマルチメディアシステムの設計と品質評価に関する一考察
- B-7-139 故障管理におけるSML-NML間フロースルーオペレーション方式の検討
- B-7-140 故障管理におけるマルチドメインフロースルー・オペレーション方式の一検討
- カスタマトラブルチケット管理システムのための通知インタフェースに関する検討
- カスタマトラブルチケット管理システムにおけるオブジェクト構成法に関する検討
- マルチメディアサービス管理に関する提案
- ユーザサービスプロファイルにおけるオブジェクト指向適用法
- サービスオペレーションのためのトラヒックデータ高速処理方式
- オペレ-ションにおける異常処理技術 (特集 マルチメディアサ-ビスオペレ-ションとナビゲ-ション技術)
- OpSプラットフォームにおける分散モジュール管理方式の一考察
- D-4-11 オブジェクト差分情報管理方式
- 故障受付業務における応対情報管理方式
- サービスOpS機能の評価
- USP履歴蓄積方式とサービスオペレーションシステムへの適用性評価
- サービスOpS構築によるプラッ トフォーム機能の有効性の評価
- INMOS-V0のDB構造 (INサ-ビスオペレ-ションシステム(INMOS-V0))