MPEG符号化における雑音除去のための後処理方式
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概要
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本報告ではMPEGなどの動画像符号化において、後処理により画素単位で適応的に画像エッジ付近のリンギングやブロッキングのみを除去する方法を提案する。ブロック単位で符号化された画像の雑音成分を画像の局所的な統計的性質とデコーダで得られる量子化情報から予測し、最小二乗法により適応的に各画素データを予測する。また、主な処理は局所的な画素平均や偏差により構成されているため、実時間処理への適用が可能である。さらに、コンピュータシミュレーションによりMPEG1を用いた符号化画像データにおいて、本方式を用いて雑音除去を行なうことにより、視覚的に大きく画質向上を図ることが可能なことを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-04-21
著者
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