高周波数分解能2.4GHz帯高速周波数切換えシンセサイザ

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概要

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高速周波数ホッピングスペクトル拡散通信(FFH-SS)には、高速に出力周波数を切り換えることの出来る周波数シンセサイザが必要不可欠である。そこで、位相差の差分を利用することにより出力周波数を切り換える新しい方式の高速ホッピング周波数シンセサイザをさきに提案し、周波数切り換え時に発生するVCOの出力位相ずれの影響を受けず、ホッピングレートがリファレンス周波数の1/2まで上げられることを示した。しかし、この周波数シンセサイザでは、出力周波数の分解能を細かくすると、実現可能なホッピングレートの上限が分解能に反比例して低くなるという欠点があった。本稿ではホッピングレートを維持しつつ出力周波数分解能を細かくすることが可能なGHz帯の周波数シンセサイザを提案する。本方式では位相比較器出力段の積分器の傾きが直線的であることを利用し、隣接する2つの整数分周比の積分器の出力値からその間の非整数分周比に対応する積分器の値を補間しシンセサイザの出力を収束させる。
1998-06-18

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