視覚障害者用歩行支援システムの性能と誘導法の検討

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概要

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筆者らは、手軽な装置のみで視覚障害者を目的地まで案内する、誘導型の歩行支援システムの実現を目的とし、様々な方法を用いたシステムを検討してきた。本論文は、これらのシステムの性能を明らかにするために行った評価実験の結果である。歩行距離は案内杖により±16cmの精度で測定できることを明らかにした。地磁気センサは水平維持装置を用いることで傾きの影響が軽減され、進行方位を±3deg程度の精度で検出できることを確認した。歩行実験により、これらが誘導に十分な精度であることを確認した。また、歩行者の能力と環境を考慮したより効果的な誘導法を検討した。目隠しした晴眼者による誘導歩行実験において、誘導時間の短縮や、システムに不慣れな人でもスムーズに誘導できることを確認した。
1995-11-18

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