改良型5線間走査アルゴリズムに基づく印刷楽譜の自動認識システム : 視覚障害者の音楽教育援助として
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概要
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この研究の目的は,印刷楽譜の自動認識を視覚障害者の音楽理解へ応用する事である.楽譜の自動認識に関する研究は,音楽情報のデータベース化など多方面から行われている.本研究で認識に使用しているアルゴリズムは,以前に当研究室で提案された5線間走査アルゴリズムを改良したものである.このアルゴリズムの特徴として,複雑な楽譜の認識が行えない代わりに,それほど複雑でない楽譜を比較的高速に認識処理が可能である.また従来では入力装置にITVカメラを使用していたが,今回はイメージスキャナを採用する事で,A4サイズを一度に認識可能となった.サンプル楽譜に対してテストを行った結果,90%以上の認識率を得る事ができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-18
著者
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