決定性データフローネットワークの形式化と不動点の意味
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概要
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データフローネットワークは、並列に動作する複数のプロセスをFIFOの機構をもつチャンネルを介して結合した計算モデルである。決定性データフローネットワークに対して、初めたその表示的意味を考察したのはKahn(1974)である。しかし彼の論文では、データフローネットワークの厳密な定義をおこなっていないので、不動点を操作的意味と関係付けることにも言及していない。本稿では、決定性データフローネットワークを形成化し、その下で、決定性データフローネットワークのヒストリ関数は関連関数になること、すなわち最小の不動点を持つことを示し、さらに最小不動点とデータフローネットワークの実行結果との関係について調べている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-21
著者
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