ジャクソン法における構造不一致問題の形式化
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概要
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ジャクソン(Jackson)法(JSP法)の構造一致として扱える問題はHughesによって形式化され,同時に変換器の最も小さなクラスであるGSM計算可能のクラスに対応することが示されている.Hughesによる形式化は,JSP木構造図に表現された入出力データ構造に対して行ったものであったが,筆者は,プログラム化されるべき問題そのものを対象に,構造不一致問題であることの新たな形式化を試みた.それは,中間テープを介した列変換器の合成に基づいていくつかの関数のクラスを定義し,それら関数のクラス間の差として各種の構造不一致を定義したものである.結果として得られる構造不一致の各クラスと,バックトラッキング,順序不一致,入り交じり不一致等との関係も報告している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-01-25
著者
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