帯域分割信号処理に基づくビームスペースアダプティブアレー

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概要

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近年、ディジタル信号処理技術に基づく、アレーアンテナのディジタルビームフォーミング(DBF)が注目を集めている。帯域分割信号処理型アダプティブアレーは、遅延波を同相化してとりこむことが可能であるとともに、分割した周波数領域での並列処理が可能となるので、装置化にあたって有利となる可能性がある。本稿では、ビームスペース方式を帯域分割型アダプティブアレーに適用し、その性能を計算機シミュレーションによって検討した。次に、周波数選択性フェージングの特性を考慮したビーム選択による効果的な計算量削減手法を提案し、その性能を検討している。結果として、提案手法が周波数選択性フェージング環境に有効であるとともに、計算量を効果的に削減できることを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-02-20

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