移動 ISDN 時代の移動体衛星通信における不稼動率と稼動時間内信号劣化特性に関する考察
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概要
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ISDNは現在地上および衛星通信を含めた固定系伝送路によっているが,将来は移動体への通信も含めて,総合的なパーソナル通信を実現するものとして期待され,「移動ISDN」の構想が議論されている.移動通信がISDNの一つのパイプを担う時代には品質評価に関する定義を共通にし,品質規定に関しても固定系ISDNと整合性をもたせていく必要がある.本論文では,移動体衛星通信を対象に,各種フェージングによってもたらされる信号品質劣化をITU-T(旧CCITT)の定義による稼動率および稼動時間内品質劣化特性の観点から調べ,海事・航空・陸上衛星通信に対する信号劣化特性の特徴を明らかにする.更に,移動通信のディジタル伝送特性を評価する際には,意識として「不稼動状態」と「稼動時間内信号劣化状態」を区別する考えが重要であることを強調する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-25
著者
-
塩川 孝泰
Kdd研究所
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塩川 孝泰
国際電信電話株式会社 研究所
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唐沢 好男
国際電信電話株式会社 研究所
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南園 健一
KDD研究所
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松戸 孝
国際電信電話株式会社研究所
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南園 健一
国際電信電話株式会社研究所
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唐沢 好男
国際電信電話
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唐沢 好男
(株)ケイディディ研究所
-
松戸 孝
国際電信電話株式会社
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