アダプティブアレーにおける時間領域信号処理と周波数領域信号処理の収束特性に関する特徴比較

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
近年、ディジタル信号処理技術に基づく、アレーアンテナのディジタルビームフォーミング(DBF)が注目を集めている。帯域分割(サブバンド)信号処理型アダプティブアレーは、遅延波を同相化して取り込むことが可能であるとともに、分割した周波数領域での並列処理が可能となるので、装置化にあたって有利な面も多い。本稿では、TDL(Tapped Delay Line)を用いた時間領域での信号処理を行うアダプティブアレーとサブバンド信号処理を行うアダプティブアレーとの性能比較を計算機シミュレーションにより検討した。両者の性能は、定常状態においては本質的に同じであることが理論的に明らかにされているが、そこに至る過渡状態の振る舞いについては知られていない。さらに、周波数領域信号処理を行うアレーにも複数の構成が考えられるので、それぞれの特徴の比較検討を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-06-19

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク