生体組織における超音波吸収異常の測定

元データ 1994-07-20 社団法人電子情報通信学会

概要

これまで、緩和時間の分布とされてきた生体組織における超音波吸収係数の異常な周波数依存性を、組織内に含まれているラメラ構造に注目して解析的に測定を行った。試料としては、組織のモデルとしてリン脂質膜リポソームの懸濁液、組織としてウシ脳を用いた。リポソームの実験ではラメラ層を有する液晶で見られる吸収異常が単層ベシクルでは観測されなかったが、多重層リポソームでは観測され、濃度に比例して異常強度が増加することが確認できた。ウシ脳においても吸収異常特有の挙動が観測されると同時に緩和現象の影響もあることが示唆された。

著者

美宅 成樹 農工大・工
美宅 成樹 東京農工大・工・生命工
江藤 彰紀 東京農工大・工
岡野 光治 農工大・工
岡野 光治 東大
山本 潤 東京大学生産研究所
岡野 光治 信州大学教育学部
山本 潤 科学技術振興機構

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