生体を模した3層同心円ファントムからのパルス波の波形

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概要

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超音波による骨粗鬆症の診断が注目されている。骨粗鬆症の症状は、海綿骨と呼ばれる組織に現われる。ここで海綿骨を含む領域は軟部組織、皮質骨を伴った3層構造となっている。超音波を用いる診断法は、非侵襲的という特徴から、老人等に対しても簡単に診断できるという長所をもっている。さらに、診断を繰り返し行うことができるため、病状の進行回復を知ることができ有益であると考える。本研究ではなるべく簡便な診断方法を開発するという最終目的のための基礎研究を行った。すなわち3層同心円構造のファントムを製作し、反射法を用いて、その可能性をシミュレーションと実験の双方から検討した。その結果、海綿骨層の変化が現われる部分を見出し、その可能性を示した。
1998-10-27

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