並列FPGAシステムによる医療用画像処理の高速化

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概要

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医療用画像処理は膨大な計算を要求され、汎用のワークステーションでは処理に非常に長い時間を必要とすることが多い。一方、専用プロセッサを開発することは、多大なコストを要すると共にアルゴリズムの変更に対する柔軟性に乏しいという問題がある。これらを背景として、再構成可能なFPGAを用いて画像処理のアルゴリズムを実装する例が増えている。本稿では、複数のFPGAを用いた医療用画像からがん病変部を自動抽出する集中度フィルタの実装と、それによる高速化について予備評価を行った。その結果、1700×1600サイズの画像では、約47.72倍の性能向上が可能であることが分かった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-07-19

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