低ビットレート映像符号化への適用を目的とした非等方拡散法の時空間3次元への拡張に関する検討(画像処理と符号化)(映像・マルチメディア処理とパターン認識・理解及び一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
低ビットレート環境の映像符号化では,圧縮後の映像品質を高める上で,プレフィルタによる平滑化処理が重要である.これらのフィルタは,平滑化による情報量の削減を実現すると同時に,視覚的に重要なエッジを保存する性質を持つことが望ましい.このため著者らは,非等方拡散法を利用したエッジ保存型の空間平滑化フィルタ(非等方拡散フィルタ)の構築について検討している.本稿では,フレーム間予測を行う動画像符号化への適用を考慮し,本フィルタを更に時間方向に拡張する方法について検討を行った.特に時間方向の平滑化処理において,前景画素と背景画素がブレンドして生じる残像の抑制とフレーム間予測誤差の符号量低減を同時に実現可能なエッジ停止関数の選定方法について考察を行った.さらに,本論文で提案した時空間非等方拡散フィルタをMPEG-4による符号化の前処理として適用し,その符号量削減効果を計算機シミュレーションを通して確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-07-08
著者
-
高橋 裕樹
東京工業大学大学院情報理工学研究科
-
中嶋 正之
東京工業大学大学院情報理工学研究科
-
辻 裕之
神奈川工科大学大学院情報工学専攻
-
辻 裕之
神奈川工科大
-
徳増 眞司
神奈川工科大学大学院情報工学専攻
-
徳増 真司
神奈川工科大学大学院情報工学専攻
-
高橋 裕樹
東京工業大学像情報工学研究施設
-
中嶋 正之
東京工業大学
-
徳増 眞司
神奈川工科大学大学院
-
中嶋 正之
東京工業大大学院情報理工学研究科
-
徳増 眞司
神奈川工科大学
関連論文
- D-12-9 モーションキャプチャによるジャグリング動作の解析
- 仮想空間のための新しい足入力デバイス
- A-16-9 仮想空間のための新しい足入力デバイス
- D-12-19 異なる光源色下におけるカテゴリカル知覚の変化に関する研究 : デジタルシネマにおけるガモットマッピングに関する一考察(D-12.パターン認識・メディア理解,一般講演)
- 三次元室内空間自動配置システム
- A-16-24 並列化に適した衝突検出アルゴリズム
- PCクラスタによる3次元物体の衝突検出の並列化
- A-16-6 PCクラスタによる衝突判定を用いた仮想空間の構築
- A-16-12 複数のPCを用いた多様な立体映像空間生成システムの提案
- 表情アニメーションデータベースからのCGアニメーション作成