Contour Treeによるディジタル画像の位相構造記述と2次元表示(福祉・医療のためのパターン認識・メディア理解)

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概要

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本研究の目標は,ディジタル画像から観察対象の位相構造を抽出し利用者に提示する手法の確立である.多次元スカラ場で等値面の位相構造を記述する手法にContour Tree がある.これまでに提案されているContour Treeの作成法はスカラ場が多次元メッシュにより表現されている場合に限られ,ディジタル画像に適用した場合には問題が生じる.また,複雑なContour Treeの本構造を直接2次元表示した場合,内容の解釈が困難である.本報告ではCarrらが提案した手続きに基づきContour Treeを多次元ディジタル画像から作成する手法を提案する.提案手法では,前景領域と背景領域で異なる画素間の連結関係を導入する.また,Contour Nestと呼ぶ矩形領域の"入れ子"構造により,Contour Treeを直感的に理解可能な形で2次元表示する手法を示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-05-21

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