乾燥コンブからのクロロフィルの抽出と光照射による色調の改良
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概要
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コンブエキスの緑色の色調を改良する目的で, 乾燥コンブからエタノールでクロロフィルを抽出する条件について検討したところ, 2倍量の無水エタノールを使用し, かつ, 試料の粉砕粒度を小さくする(100メッシュ)方が抽出量が多いことが認められた。また, このエタノール抽出液を光照射すると緑色が強まるが, これにはクロロフィルαの分解やアロメリ化が関与していることが示唆された。なお, これを調味用コンブエキスに配合すると緑色の色調が改善された。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 1999-11-15
著者
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形浦 宏一
東和化成工業(株) 食材開発研究センター
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小川 裕子
東和化成工業株式会社冨士研究所
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山崎 史人
東和化成工業株式会社冨士研究所
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形浦 宏一
東和化成工業株式会社冨士研究所
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小関 聡美
東和化成工業株式会社食材開発研究センター
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立野 芳明
東和化成工業会社富士研究所
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立野 芳明
東和化成工業株式会社冨士研究所
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