海水中における1Mc超音波の伝播特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We have had reported the results of our study on the propagation characteristics of ultrasound, from 100 kc to 400 kc. Lately, we have made experiments on the ultrasound of 1 Mc as described below. Taking the universality into consideration, this experiment was made simultaneously with the frequency of 28 kc, data of which had been collected for years. The 1 Mc fish-finder have been checked in comparison with the 50 kc fish-finder, applying them to fish school, seaweed, etc. The results of the above experiment have been summarized as follows: (1) The absorption constant in horizontal propagation is from 500 db/km to 560 db/km at the mouth of the Tokyo Bay. (2) The absorption constant in vertical propagation is 400 db/km there. (3) The reflection loss at the sea bottom is 30 db in case of mud and 15 db in case of coarse sand including pieces of shells. (4) The result of experiment of fish finding by 1 Mc made in comparison with that by 50 kc shows that the densities of fish schools were found more clearly by the former, while the absorption by bubbles in the wake was hardly noticeable.
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1958-12-30
著者
-
菊池 喜充
東北工業大学
-
西村 実
水産庁生産部漁船研究室
-
菊池 喜充
東北大学電気通信研究所
-
橋本 富寿
芝浦工業大学
-
西村 実
水産庁漁船研究室
-
橋本 富寿
水産庁漁船研究室
-
間庭 愛信
水産庁漁船研究室
関連論文
- 磁歪振動子の大振幅励振時における内部損失の一測定法
- 開管圧力計による超音波強度簡易測定法の改良について
- 超音波による船底生物付着防止に関する実験(日本航海学会第33回講演会)
- 短円[トウ]形電歪振動子の研究 : 第1報 縦振動系の電気機械諸定数に関する理論的考察
- 水中音響機器研究の現状(沿岸海洋測器に関するシンポジウム)
- 200kc音響測深機の装備に関する研究(日本航海学会第24回講演会)
- 海中騒音及び魚群音の周波数特性(日本航海学会第23回講演会)
- 14KC音響測深機とそれと同一機構を有する試作極超音波音響測深機による海底記録像の比較(日本航海学会第21回講演会)
- Sonobuoyによる海中騒音および魚群の水中音の検知(日本航海学会第21回講演会)
- 極超音波音響測深機による測量の忠実性とその応用について(日本航海学会第20回講演会)
- 海水中における1Mc超音波の伝播特性
- 東支那海に於ける魚群及D.S.L.の探知について(日本航海学会第19回講演会)
- 魚群探知機によるコンブ群落の探知に関する研究
- 測深機装備上における油の超音波特性に及ぼす影響(第6回講演会)
- 超音波診断法(II)
- 超音波診断法 (I)
- 超音波探傷機用探触子の金属中に於ける指向性について
- 超音波探傷機に依る固体弾性定数の測定に就て
- 結氷湖における氷上よりの水深測量とワカサギ探知の実験
- すだれ電極を分割直列接続した弾性表面波トランスジューサ
- 木造船に於ける音響測深機送受波器の船底装備に関する研究(日本航海学会第7回講演会)
- 結氷湖における氷上よりの水深測量と低温時における小型測深機の性能(日本航海学会第27回講演会)
- 超音波音響測深機に関する二三の技術的考察 : 測深能力の図式解法と二周波式音響測深機について(日本航海学会第22回講演会)
- 高圧溶融法で作成したCdS単結晶の超音波増巾 : 半導体(不安定性)
- 超高周波超音波デバイス用接着性吸音材
- 旋光性結晶中の超音波による光回折
- 電子音響学
- Tele-Sounder(無線遠隔制御超音波水中情報観測装置)の試作及びその海上実験(日本航海学会第29回講演会)
- 超音波学の内科学へのアプローチ : 診断への応用
- 魚探機記録紙の測色結果について(日本航海学会第45回講演会)
- 超音波の応用としての魚探機による魚群の生態に関する研究 : 魚体の超音波反応率に就て(日本航海学会第7回講演会)
- 日本海西部におけるシイラ漁況の研究-XIV : 漬木の発する水中騒音とシイラのつきについて
- 磁歪及び電歪振動子のB型共振周波数に関する考察
- 南極における氷上よりの水深測量(日本航海学会第44回講演会)
- 水産における新しい音響技術
- 水中テレメーターに関する実験(日本航海学会第24回講演会)
- 魚体および魚群体の超音波反射
- 14.5kc魚群探知機と、尖鋭ビームを有する200kc魚群探知機による同一海面に於ける測量図の対比(日本航海学会第19回講演会)
- 100kcから400kcまでの超音波の魚体反射損失に関する研究 (<特集>超音波)
- DSLの超音波伝播特性に及ぼす影響に関する研究
- Sonobuoyによる魚群検知に関するー実験
- 第2回世界超音波医学会議(ロッテルダム)
- 全ソ連邦音響学大会に出席して
- 超音波分野の20年の進歩 : 超音波トランスジューサ
- 第1回超音波診断学国際会議(ウィーン)
- 電子音響学について
- 第3回音響学国際会議に出席して
- 第2回国際音響学会議に出席して
- 磁化に伴ふYoung彈性率変化の測定に就いて
- 海洋における超音波利用の沿革
- 最近の魚群探知機 (<特集>超音波)