三宅島2000年火山灰粒子の特徴と本質物の特定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Volcanic activity at the summit of the Miyakejima volcano, Japan has been ejecting volcanic ash without conspicuous magmatic event such as lava fountaining since 8 July, 2000. Ashes erupted on 8, 14 July, 10, 13, 14, 18, 29 August, and 9, 11, 12, 21-22 September, 2000 show that they are polymictic. Backscattered Electron Images (BEIs) of screened ash particles 0.25-0.15 mm across disclose a group of particles called Myk2000g-2 to be identified as essential material. The Myk2000g-2 particles are fresh and similar in texture and constitutes to the cauliflower-shaped volcanic bombs ejected at the most prominent event on 18 August, 2000. They constitute the majority in fresh ashes, especially in those of large eruptions. We conclude that some of the series of eruptions, at least those ashes erupted on July 14, August 10, 13, and 18, are phreatomagmatic. Based on our characterization, further geochemical and petrological studies are going on.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 2002-03-05
著者
-
宮城 磯治
産業技術総合研究所中央第七地質情報研究部門
-
東宮 昭彦
産総研・地質調査総合センター
-
宮城 磯治
産業技術総合研究所・地質調査総合センター
-
東宮 昭彦
産業技術総合研究所・地質調査総合センター
-
宮城 磯治
産業技術総合研
-
東宮 昭彦
産業技術総合研究所
関連論文
- 火山灰から見た2008年の桜島昭和火口の再活動過程
- S07 浅間火山2004年9月噴火の噴出物の特徴と噴出量の見積り
- 三宅島火山2000年噴火のマグマ上昇モデル : 8月18日噴出物および高濃度SO_2火山ガスからの考察(三宅島2000年噴火と神津島・新島周辺の地震活動)
- P44 桜島2008年の噴火プロセス考察(ポスターセッション,日本火山学会2008年秋季大会)
- 口絵 三宅島2000年噴火とそこで活動したマグマ
- 有珠火山2000年噴火の火口近傍堆積物(2000年有珠山噴火 (3))
- 鎌田浩毅著, 『地球は火山がつくった-地球科学入門』, 岩波ジュニア新書467, 205頁, 定価780円(+税), 2004年4月20日岩波書店発行, ISBN 4-00-500467-9
- 鎌田浩毅監修, 「火山の大研究」について, 79頁, 定価2,800円(+税), 2007年8月17日, PHP研究所発行, ISBN978-4-569-68730-8
- B11 一定の減圧速度で発泡する珪長質マグマの浸透率の変化(火山素過程,日本火山学会2008年秋季大会)
- A32 斜長石の SIMS 分析で見た有珠火山マグマ溜まりの状態変化
- P75 有珠 2000 年 3 月 31 日噴火のマグマ破砕深度
- A06 三宅 2000 年 7 月噴火の噴出物の岩石学的検討 : 本質物質はあるか?
- P41 ガラス包有物から見たマグマの脱ガス過程
- 有珠山の比抵抗構造(その2) -MT法による深部構造-
- 有珠山の比抵抗構造(その2)-MT法による深部構造-
- P46 有珠山の比抵抗構造 : MT 法による電磁探査
- P50 減圧発泡したマグマのガス浸透率を支配する発泡組織(日本火山学会2005年秋季大会)
- B40 発泡に伴う珪長質マグマのガス浸透率の発展に関する実験的研究
- P66 減圧発泡過程における珪長質マグマのガス浸透率の変化 : 減圧速度依存性(ポスターセッション,日本火山学会2006年秋季大会)
- 火山灰から見た2008年の桜島昭和火口の再活動過程
- P65 有珠火山 2000 年噴火の噴火・噴煙の時間変化
- A30 有珠火山 2000 年噴火の本質物質
- A29 有珠火山 2000 年 3 月 31 日降下火山灰及び漂着軽石の特徴とその起源
- A41 温度計・圧力計としての磁鉄鉱の副成分組成
- P34 流体実験によって噴火の Dynamics を探る
- A16 マグマ供給系の進化と浮力中立点
- D20 マグマ供給系が内陸地震の分布に与える熱的影響について
- 有珠火山2000年噴火で生じた火口群周辺の状況 (特集:有珠火山2000年噴火)
- P89 桜島火山の歴史時代噴火軽石のメルト包有物分析とマグマの揮発性成分濃度(ポスターセッション,日本火山学会2006年秋季大会)
- A16 ガラス包有物の再均質化と SIMS による分析
- A36 含水流紋岩質メルトの発泡過程 : 減圧実験
- B26 日本の第四紀火山岩中の含水鉱物の水素同位体比
- B23 火山岩中の角閃石の水素同位体比 : 日本の 2、3 の第四紀火山について
- 火道の形状と形成過程およびその噴火時のふるまい (総特集 雲仙火山科学掘削--計画の目的と意義)
- A27 減圧パターンがマグマの発泡組織に与える影響 : 減圧速度を制御した減圧発泡実験からの制約
- 三宅島2000年噴火--ヘリ観測編
- P51 CSDから見た有珠火山におけるマグマ混合(ポスターセッション,日本火山学会2006年秋季大会)
- P31 斑晶組織の時間発展 : 有珠火山に見られる約300年間の成長・分解・拡散
- B11 有珠火山 2000 年噴出物の融解相平衡実験
- A33 火道内を上昇するマグマのダイナミクスに対する脱ガス様式の影響 : Woods & Koyaguchi (1994) の再検討
- 実験岩石学的手法で求めるマグマ溜まりの深さ
- 実験岩石学的手法で求めるマグマ溜まりの深さ
- A31 斑晶 zoning から噴火開始条件を読む試み
- B18 有珠火山マグマ溜まりの大きさ・形状の見積り
- D31-P83 落下急冷式内熱ガス圧装置(マグマ溜りシミュレーター; SMC-2000)の製作
- B32 有珠火山 1663 年噴火から 1769 年噴火までのマグマ溜まりの変遷
- E12-03 有珠火山 1663 年軽石噴火直前のマグマ溜まり
- P11 高圧下でのガラス転移温度測定の試み
- A24 島弧マグマの H_2O 量と融点降下
- 島弧火山の深部構造とマグマ変遷の仕組み
- PV40 ガラスの EPMA 分析における Na-loss に対する含水量の効果
- A13 普賢岳噴火におけるマグマ混合モデルの実験岩石学的検討
- 有珠火山2000年3月31日噴火の噴出物とマグマプロセス(2000年有珠山噴火 (3))
- P28 九重火山における火山ガスの観測
- 色変化に基づく火山灰加熱温度の推定 : 三宅島火山2000年8月18日火山弾の着地温度への適用
- 三宅島2000年火山灰粒子の特徴と本質物の特定
- P75 減圧速度制御ユニット付き落下急冷式内熱式ガス圧装置
- P13 ヘリコプターの機影を「スケール」として用いる試み : 三宅島山頂部の地上対象物の大きさ見積り
- 有珠火山2000年3月31日噴火とその本質物 (特集:有珠火山2000年噴火)
- 三宅島2000年噴火--噴出物編
- A31 有珠 2000 年噴出物の酸素同位体微小分析
- 鎌田浩毅著, 「火山噴火-予知と減災を考える」について, 岩波新書(新赤版)1094, 115頁, 定価780円(+税), 2007年9月20日, 岩波書店発行, ISBN978-4-00-431094-5
- 2-B06 北海道駒ヶ岳1640年噴火(Ko-d)の最初期相と噴火直前過程 : 樽前1667年噴火(Ta-b)との相違点(北海道の岩石学,口頭発表)
- A17 樽前火山1667年噴出物(Ta-b)最初期相と噴火直前過程(浅部マグマ過程,口頭発表)
- 1-A13 第四紀火山地質データベース : 新たな第四紀の定義に準じた火山・火山岩体データベースの作成(火山防災,口頭発表)
- 島弧における初生マグマの含水量の推定:実験岩石学とメルト包有物分析からの制約
- I11-01 島弧火山の成長史とその深部プロセスのモデル
- 19P. ピストンシリンダーによる岩石融解実験のためのlow friction cellの開発(日本火山学会1989年秋季大会)
- P19 ピストンシリンダーによる岩石融解実験のための low friction cell の開発
- A15 シリケイトメルト中の水の溶解度とその組成依存性
- 島弧における初生マグマの含水量の推定 : 実験岩石学とメルト包有物分析からの制約
- P04 霧島火山新燃岳2011年噴火による細粒火山灰の構成粒子記載とその変化(ポスターセッション)
- A2-09 新燃岳2011年噴火直前の高温マグマ注入過程 : 磁鉄鉱に着目した解析(新燃岳2011年噴火と南九州の火山,口頭発表)
- A2-11 霧島火山新燃岳2011年噴火 : マグマ溜まりの収支(新燃岳2011年噴火と南九州の火山,口頭発表)
- 火山監視カメラの映像にもとづく噴出物の温度推定
- B1-05 長期火山活動及びその影響評価に資するデータベースの構築 : 数値地質図「第四紀火山岩・貫入岩体データベース」(火山の時空間分布,口頭発表)
- P90 桜島から放出された火山灰の水溶性付着成分と色の時間変化(ポスターセッション)
- 霧島火山新燃岳2011年3月〜2012年2月の降灰量調査 : 即時的降灰量推定の予察的検討
- P8 片面研磨試料の仕上研磨方法の改良について(ポスターセッション)
- A3-10 火山灰の色調からみた桜島昭和火口直下のマグマの滞留時間の変遷(桜島火山,口頭発表)