山形県吉野地域における中期中新世の陥没構造
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
It is generally recognized that the sedimentary basins formed by the Green Tuff orogeny in the period of its earliest stage collapsed after local upheaval, and were followed by the volcanic activities. In these basins, the talus-like conglomerates deposited at first and normal sediments did succesively. Such collapsed basins formed at the Nishioga, Daijima and Nishikurosawa stage are found in the Green Tuff region. The genetic and developing process of the basins confirmed at the Nishioga and Daijima stages. In the Yoshino district, the lower to the middle Miocene systems are divided into four formations, that is the Taro formation, the Yoshino formation, the Motozawa formation and the Hasedo formation. The Motozawa formation deposited in the collapsed basin formed after the deposition of the Yoshino formation. The cliff of the collapsed basin was about 700 meters high at that time. The Motozawa formation abutted against the cliff. The lowest part of this formation is marine sediments. The upper Yoshino formation is marine sediments, too. The Yoshino formation is conformably overlain by the Motozawa formation, except the Motoyashiki area where locates at the margin of the basin. The facts above mentioned tell that the collapsed basin accumulated the Motozawa formation was formed under the sea. The writer discusses about this basin in this paper.
- 日本地質学会の論文
- 1979-03-30
著者
関連論文
- みんなで楽しくファミリー地学ハイキング 世代を越えて,ともに学ぶ(三位一体の科学運動)
- 三宅島のひょうたん山にみられる火山弾原(フォト)
- 生徒とともにさぐるイチョウの葉の原始的な形態
- 秩父堆積盆地における新第三系下部層のフィッショントラック年代
- 深発地震の震源分布と階層構造 : 日本列島およびその周辺地域を例にして(島弧の深部構造-地質・地震・地震波トモグラフィによる解析(I))
- 「生きてる化石イチョウ」を課題研究(高校地学)のテーマとしてとりあげて
- 三宅島のひょうたん山にみられる火山弾原
- 神奈川県登戸付近の多摩川河床に露出する飯室層(下部更新統)から発見された噴砂痕について
- 千葉県銚子付近の下部白亜系,君ケ浜層産のGyrolithes chosiensis n.sp.について
- 井尻正二会員との勉強会で学んだこと : その3:私たちが学んだこと(今後を展望して)(自然に学ぶ地学教育の新たな発展をめざして)
- 井尻正二会員との勉強会で学んだこと : その2:地団研の現状分析
- 井尻正二会員との勉強会で学んだこと : その1:今の世の中をどうみるか(地質学と自然保護)
- 関東山地東縁の鮮新:更新世の堆積盆地の発生に関する研究
- 関東山地東縁における鮮新-洪積世の堆積盆地の発生について : 構造地質
- 団体研究の魅力(藤田至則さんと団体研究)
- 埼玉県王冠地域における後期中新世の火山性陥没盆地
- "ハンマー,またハンマーで" : 団体研究法の有効性について考える(開発・災害と地学2)
- 100 甲府盆地の北方に分布する後期中新世の火砕岩層
- 東京都五日市町の鳥巣層群とされてきた地層中よりNeoschwagerina sp.の発見
- アンデスのグリーンタフ(フォト)
- アンデスのグリーンタフ
- 関東構造盆地における五日市-多摩川帯(関東構造盆地の地質)
- 五日市-多摩川帯について
- 関東平野西縁の谷地川断層について
- 山形県吉野地域における中期中新世の陥没構造
- 山形吉野地域のグリーン・タフ:とくに西黒沢期の不整合問題について
- 「校舎のコンクリート診断」を課題研究(高校地学)のテーマにとりあげて
- 構造地質学の基礎, 小室 裕明 著, 地学双書33, A5判, 215p., 会員頒布 1800円(本の紹介)
- 「ガラス繊維問題」を課題研究(高校地学)のテーマにとりあげて
- 北アルプスの燕岳幕営地で落雷に遭遇して(市民と共にとりくむ開発・災害問題)
- 31 五日市-多摩川帯と谷地川断層(地域地質)
- 51. フォッサマグナにおける火山性陥没体(後期中新世)の雁行配列
- アスベストの代替品として使用されているガラス繊維・ロックウールとその発癌性問題(環境と地学III)
- 建築物に使用される耐火材の影響による屋外プールの汚染について(環境と地学II)
- 59. 五日市-多摩川帯について
- クラブ活動で取り組んだ「イチョウの研究」(環境と地学)
- 『自然にチャレンジ』 : 本づくりの中から学ぶ(第3章 市民とともに,自然に学ぶ地学教育,記念特集号)
- 伊豆大島・三原山の噴火(最近の話題をめぐって)
- 我々のめざす地学教育 : 理科Iでは子供の正しい自然観は育たない(新学習指導要領・理科Iの問題点)
- "幻の海岸線"を復元する(まず実践-露頭のない地域の地学教育-)
- 秩父盆地北東部に分布する中新統最下部層のジルコンフィッション・トラック年代
- 柴田松太郎さんに学ぶ
- 地震に伴う断層の環状配列について(その2)本州東北部(東北日本の島弧地殻構造と地質構造発達史)
- O-117 フォッサマグナにおける後期新生代の構造・火成作用と地殻の熱構造(10. 地域地質・地域層序,口頭発表,一般講演)
- 東北日本のいわゆる二重深発地震帯の3次元構造
- 地震に伴う断層の環状配列について(その2)本州東北部
- 埼玉県王冠地域における後期中新世の火山性陥没盆地