1987年11月16日伊豆大島噴火時に観測された近地振動記録の解析
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概要
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On Novemer 16, 1987 Izu-Oshima volcano erupted again after a 1 year quiescence. Beginning 20 seconds prior to the eruption, low-frequency waves with large amplitudes (1.6 cm/s, at most) were observed at Gojinka-chaya (GJK) which is located 1.8 km north-west of the central crater of the Izu-Oshima volcano. This station consists of a low gain velocity-type seismometer with wide frequency range and data have been recorded by a digital event recorder. The pre-emption seismogram was modeled as a set of point sources embedded below the central crater in order to obtain the mechanism of eruption or the generation process of low frequency waves. An inversion was performed to obtain 3 independent components, moment tensor (M_<XX>+M<YY>), M_<ZZ> and single force F_Z. The results are as follows: there was an upward single force at shallow depth (0.5 km), a downward single force at middle depth (1.0-1.5 km), and an upward single force at the deepest (2.0 km). This set of forces is interpreted to represent the draining of magma (or hot dry rock) down through the vent. There was also a negative M_<ZZ> moment tensor component at shallow depth. This can be interpreted as a shrinking horizontal tensile crack caused by the initiation of magma migration. A remarkably large component of (M_<XX>+M<YY>) was found at middle depth. This can be interpreted to mean that the vent was at a high pressure before the eruption.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 1990-10-01
著者
-
武尾 実
東京大学地震研究所
-
武尾 実
東大地震研
-
福山 英一
防災科学技術研究所
-
福山 英一
防災セ
-
福山 英一
防災科学技術研究所:地圏地球科学技術研究部 地震活動研究室
-
福山 英一
科学技術庁防災科学技術研究所
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