体積型ホログラムの色再現性の改善方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ホログラムは上下左右いかなる方向から見ても立体的な奥行き感があるので、リアリティに優れた3次元表示メディアと言える。しかし、記録媒体に用いられる銀塩感光材は、撮影後の現像・漂白等の処理プロセス(以下、"after-process[AP]"と呼ぶ)の結果、屈折率やフィルム厚みに変化を生じて、被写体の形や色の忠実な再現に支障を来している。APの影響としては、薬品による化学組成変化と、残留水分による膨張率変化が考えられる。著者らは、ホログラム撮影前に銀塩感光材を暗室内で水浴させて自然乾燥処理する(以下、"before-process[BP]"と呼ぶ)ことにより、撮影時の記録材料の含有水分をAP後の状態に近づけて、膨張率変化を軽減する方法を考案した。本論文では、APによる厚みと屈折率の変化量を解析し、BPによるホログラム再生像の形や色の再現性の改善方法を紹介する。
- 宝塚造形芸術大学の論文
- 2004-03-31
著者
-
岡本 正昭
宝塚造形芸術大学
-
小松 久美子
財団法人イメージ情報科学研究所
-
志水 英二
大阪市立大学大学院工学研究科
-
小松 久美子
大阪市立大学創造都市研究科
-
小松 久美子
大阪市立大学大学院
-
志水 英二
大阪市立大学
-
志水 英二
大阪市立大学工学部電気工学科
-
志水 英二
宝塚造形芸術大学 大学院
-
志水 英二
宝塚造形芸術大学
-
志水 英二
株式会社ウエアビション
-
志水 英二
大阪市立大学大学院工学研究科:(現)宝塚造形芸術大学
関連論文
- ニューラルネットワークを用いた顔画像認識と方向検出の一方法
- 適応的ファジィクラスタリングネットワークを用いた顔画像識別の検討
- D-11-48 レインボーホログラフィック光学素子を用いたカラー立体映像システムの試作
- D-11-148 レインボーホログラフィック光学素子を用いたカラー立体映像システムの試作
- HOEを用いた映像多重型3Dディスプレイに関する研究
- 第4回大会報告
- 高齢者音声の認識
- 平行投影画像を用いた3次元画像入力システム(画像)
- 相補的バックオフを用いた言語モデル融合ツールの構築
- Webからの音声認識用言語モデル自動生成ツールの開発