行動療法による"まばたきチック"の1治験例
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概要
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16歳の男子高校生の"まばたきチック"を負の練習で治療した。患者はそれをYatesの標準手続きにより、一日に午前と午後の2系列を治療者の統制のもとで与えられた。チック出現数は次第に減少していき,71系列で終了した。チックの消去については,Hullの学習理論に基づいて検討した。治療後1年6か月たった現在,チックの再発はみられず,高校生活によく適応している。本論をまとめるに際して,御指導,御校閲をいただいた鹿児島大学医学部第一内科金久卓也教授ならびに名古屋大学文学部心理学教室前田恒教授に感謝の意を表します。なお,これは第11回日本精神身休医学会総会のパネルディスカッション「行動療法」において発表した一部に,加筆したものである。
- 日本心身医学会の論文
- 1971-06-01
著者
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園田 順一
鹿児島大学附属病院中央検査部心理室
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園田 順一
鹿児島大中検心理
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川池 浩二
鹿児島大神経精神科
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川池 浩二
鹿児島大学神経精神科
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高山 岩於
鹿児島大学医学部第一内科
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園田 順一
鹿児島大学
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