ISDN網を用いた分散高精度時刻/周波数同期

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概要

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我々は、インターネットのようにジッタの小さくないネットワーク上の広域分散環境においてpoint-to-point,point-to-multipoint,multipoint-to-pointなど、通信形態に依存しない連続メディア処理のための周波数同期方法を実現することを目的として、高速デジタル網を用いた高精度周波数同期を実現してきた。本論文では、高速デジタル網を用いた高精度周波数同期を行なっている計算機間での時刻同期方法を提案し、ISDNを用いて実装・評価をおこなった結果について述べる。この方法は、クロック・サーバとクライアントが通信を行ない、パケットを運ぶINS64のHDLCフレーム送受信終了時刻をハードウェア的に正確に測定して、サーバ・クライアント間の時刻差を計算することを特徴とするものである。本方式により、サーバ・クライアント間で、15.6μs以下の精度で時刻を同期させることができる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-07-13

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