携帯電話回線における再送機能のTCP/IP伝送特性に対する影響

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
現有線による通信に比べて伝送時のデータの誤りや喪失が起こりやすいデジタル携帯電話回線上でデータ伝送を行なう伝送装置には、その対策として強力なエラー検出とパケットの再送機能が組み込まれている。この結果、回線としてのエラー率は低く押えられているが、伝送遅延は大きく変動することがある。この変動が、自らも再送機構を持つTCP/IPプロトコルの伝送特性に影饗することについては既に報告を行なった[Miyakawa96-l]。本報告では、再送機能を取り除いた伝送装置を試作して行なったTCP/IP伝送特性の計測結果との比較について述べ、携帯電話回線の再送機能がTCP/IPプロトコルの伝送に与える影響についてさらに考察する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク