周期性を有する配列参照パターンの解析手法について
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概要
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分散メモリ型並列計算システムにおいては,通信オーバーヘッドの問題から,各プロセッサが頻繁に参照するデータをそのローカルメモリに局所的に配置するデータ配置最適化が極めて重要である.しかしながら,科学技術計算アプリケーションでは,ループ中で複雑な配列参照が行われ,その参照パターンを明確に把握するのは非常に難しく,コンパイル時に十分にデータ配置最適化を行うことが困難である.本稿では,実行時に配列参照に関するログをとることにより,そのログから配列参照の周期性の解析を試みる.配列参照周期が明らかになれば,データ配置最適化などの最適化処理への利用が期待される.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-09-21
著者
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城 和貴
奈良女子大学
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福田 晃
奈良先端科学技術大学院大学
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中西 恒夫
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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中西 恒夫
九州大学大学院システム情報科学研究院
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小崎 光倫
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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