括弧付コーパスを利用した文法獲得手法
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概要
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本論文は括弧付きコーパスから文脈自由文法を自動的に獲得する第一段階として局所文脈情報を利用し,コーパス内の括弧をグルーピングする手法を提案する.括弧付きコーパスを利用した文法獲得の枠粗では,学習タスクはコーパス内の各括弧に非終端記号ラベルを決定することに相当する. コーパス内の類似している括弧をグルーピングし,得られた各グループの括弧に同じ非終端記号ラベルをつけることによって実現できる.本論文では,任意の2つの括弧の類似性の尺度として「分布解析(distributional analysis)」および「階層ベイシアンクラスタリング(hierarchical Bayesian clustering」を用いた.また,エントロピーという情報理論の概念に基づき,適切なグループの数の決定方法を提案する.最後に,本手法を用いて得られた非終端記号のグループを被験者から得られた模範回答と比較し,本手法の有用性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-11-18
著者
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