語義曖昧性を考慮した有意な語彙連鎖の生成
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概要
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本稿では,語彙結束性を表す語彙連鎖をシソーラスに基づいて生成する手法について述べる.語彙連鎖はテキスト内の関連語の連鎖であり,テキストの文脈情報を与える.我々は,連鎖生成中の文脈を表現するため,疑似スタック構造を語彙連鎖生成過程に導入する.疑似スタックは,生成中の連鎖の順序を最近更新された連鎖が上位に来るように制御する.語はスタックの上位にある連鎖から順に結束性を調べることで,語の近傍の文脈を得ることができるので,疑似スタックを用いて語彙連鎖を漸進的に生成する過程で語義曖昧性を同時に解消することができる.これによって,意味のない連鎖が生成されないようにすることもできる.また,意味のない不要な連鎖を取り除き,有意な連鎖を取り出すために,タイトル語情報と,一部の構文的情報を利用し,実際に連鎖の取り出しを行ない,その有効性を考察する.
- 1993-09-16
著者
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