シソーラス上での共起頻度を利用した動詞の多義解消
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概要
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本稿では語義の共起関係に基づいた尤度パラメータの標本空間をシソーラスの構造に沿って動的に拡張することにより動詞の多義を解消する手法を提案する. 尤度が1位と2位の語義の尤度差が閾値よりも大ならば語義の判定をし, 小ならば一段拡張された標本空間で多義の解消を試みる. 本稿の実験では, EDR日本語コーパスから頻度500以上の異なり動詞74語を抽出し, 延べで約89,000の動詞について多義性解消の実験を行った. 提案手法とクラスベースの手法との判定率を比べると, 提案手法の判定率の方が統計的に有意に高く, その有効性が示された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-11-18
著者
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