SGMLにおけるDTD導出体系
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概要
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多様な環境間での文書交換に広く利用されているSGMLは文書記述メタ言語であり、文書の記述の前にDTD(文書型定義)が必要である。しかしどのような文書でも記述できる万能のDTDはなく、DTDの共通性と記述力とは相反する。アプリケーションはDTDに依存するので、DTDの種類が増えるとそれだけ開発・保守作業も増大する。そこで我々は、共通性の高いDTD(ベースDTD)を一つ用意し、必要とされる様々なDTDをそこから導出する技術であるDTD導出体系を開発した。ベースDTDは文書要素の構文的な役割を規定し、導出DTDは文書要素の意味的な役割を規定する。導出DTDのインスタンスはベースDTDのインスタンスに変換することができ、アプリケーションの共通化が可能である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-07-25
著者
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