HPFにおける実行時の通信解析オーバヘッドの削減手法
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概要
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配列分割を指定するデータ並列言語では、各ノードプロセッサが必要とする配列範囲を求める通信解析の必要があるが、解析に必要なパラメータが変数で実行時まで求められない場合が多い。この場合多様な分割と配列アクセスを考慮すると、ライブラリで実行時解析する手法が有効である。しかしながら各ループごとの通信解析を行なうライブラリの実行頻度は多く、ライブラリの実行時間はアプリケーションの実行時間に大きな影響を与える。本稿では、ライブラリの解析結果の再利用により、ライブラリのオーバヘッドを削減する手法を説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-08-24
著者
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石崎 一明
日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所
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小松 秀昭
日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所
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小松 秀昭
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
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小笠原 武史
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
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小笠原 武史
日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
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石崎 一明
日本アイ・ビー・エム(株)
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