テレビ会議を応用した電子フォーラム事例の分析
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概要
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テレビ会議システムの用途の一つとして,電子化されたフォーラムを企画し,機器構成の異なる三つの会場を設定して実施した.各会場は,機器の充実度(複数の画像・音声入力装置を用い,それらをセレクタによって切り替えながら使用するか,一組の入力装置だけを用いるか,入力装置はまったく使用しないか)と,情報制御権(自分の会場で全ての入力を切り替えながら表示情報を選択決定できるか,送られてきた画像・音声を単に受動的に上映するだけか)の点で異なるセッティングになっていた.司会者の進行の手際の影響もあり,議論は,機器が最も充実し,情報制御権もある会場を中心に行われる結果となった.参加者による評価は,こうした会場設定と運営のパラメータに対応したものとなり,物理的な会場の持つコミュニケーションの密接さと運営担当者の手腕の重要さを示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-04-28
著者
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